こんにちは!フロルです🌻
食物アレルギーの発症年齢は「乳幼児だけ」だと思われがちですが、それは違います。
全年齢で発症する可能性があります。
しかし、実際にそれらしき症状が出ても、アレルギーだと判断するのはなかなか難しいもの・・・。
- アレルギーだと判断できる自信がない
- 症状が出たら、どう対応すれば良いの?
- すぐに病院に行くべき?救急車は呼ぶ?
などの疑問を持たれている方、是非ご覧ください(*^^*)
私自身、アレルギー体質の長女と生活して約6年になります。
初めて症状を目の当たりにした時はとても驚き、何をどうしたら良いのかパニックでした。
食物アレルギーは、乳幼児の発症率がとても高いのは事実。
小さいお子さんをもつパパやママには、特に知っておいてほしい内容となっています。
全年齢で発症する可能性がある
どの年齢においても、ある日突然食物アレルギーとなる可能性があります。
成長してからの食物アレルギー発症パターン
- 今まで食べられていたもので、突然アレルギーを発症する
- 特定の食物を摂取した後、2~4時間以内に運動することでアレルギーを発症する
食物アレルギーのような症状が出た場合、全年齢においてアレルギーの可能性があることを念頭に置いて観察しましょう。
判断は時間との勝負
重度な症状であった場合、短時間で生命の危険に至ることがあります。
そのため、緊急性の高い症状であるか「5分以内」に判断しましょう。
乳幼児の場合、自分で症状を伝えることができません。
どのような症状が出ているかを見極めるためには、日頃の状態をきちんと把握する必要があります。
食物アレルギーの症状別対応法
食物アレルギーの症状は、軽度・中等度・重度と、大きく3つに分けられます。
症状の度合いによって、対応の仕方が異なります。
食後又は接触後に、以下のような症状が現れていないか、全身を確認しましょう。
軽度の症状
- 目のかゆみ、充血
- くちびるの腫れ
- くしゃみ、鼻水、鼻づまり
- 数個の蕁麻疹
- 部分的な赤み
いくつかあてはまればアレルギーの可能性が有ります。
中等度の症状
- 咳
- 腹痛
- 数回の嘔吐、下痢
- まぶたの腫れ
- 顔全体の腫れ
- 強いかゆみ
- 全身に広がる蕁麻疹
- 全身が赤い
1つでも当てはまればアレルギーの可能性が有ります。
◆軽度・中等度症状時の対応法◆
- 症状の出た時間を確認する
- 腫れや蕁麻疹など、目に見て分かる症状は写真を撮る
- アレルゲンと接触したと思われる部位は、洗う又は拭く(症状の広がりをおさえるため)
- アレルゲンの確認(何を食べたのか、何に触れたのか)
- 安静にし、5分ごとに症状を観察する
- 症状が治まった時間も確認する
- 写真や記録した物を持ち、アレルギー科又は皮膚科を受診(内科や小児科も可)
症状の観察等をしている間に、病院へ連絡し受け入れ可能か確認をとると受診がスムーズです。
受診する際は、自家用車かタクシーを利用しましょう。
また、車内で嘔吐する可能性もあるため、着替えやタオル、袋なども持参します。
車内で過ごす際、嘔吐の可能性がある場合は、体や顔は横向きにしましょう。
嘔吐の可能性が無い場合は、本人がラクだと思う姿勢で過ごします。
重度の症状
- 繰り返し吐き続ける
- 持続する我慢できない腹痛
- のどや胸がしめつけられる
- 声がかすれる
- 犬が吠えるような咳
- 持続する強い咳込み
- ゼーゼーしている
- 息がしにくい
- 唇や爪が青白い
- 脈が触れにくい、不規則
- 尿や便を漏らす
- 意識がもうろうとしている
- ぐったりしている
1つでも当てはまればアナフィラキシーの可能性があります。
急いで対応しましょう!
◆重度症状時の対応法◆
- 症状や発症時間の確認をする
- すぐに病院へ連絡
- 救急車を呼ぶ
- ラクな姿勢で安静にさせる
ラクな姿勢とは?
- 意識もうろう、ぐったりしている → 仰向け
- 吐き気、嘔吐がある → 顔も体も横向き
- 呼吸が苦しく横になれない → 上半身を起こし、後ろによりかからせる
可能な場合、目に見てわかる症状(蕁麻疹や腫れなど)は写真に撮っておきましょう。
また、反応がない場合や呼吸が無い場合は、心肺蘇生を行うこともあります。
観察時のポイント
症状の観察はもちろん、他にも細かい情報を把握しておく必要があります。
- 原因となる食物を、いつ摂取したのか
- 症状が出るまで、どのくらいの時間がかかったか
- 摂取量
- 商品名(分かれば)
- 過去に摂取したことがあるか
- 症状出現に関係しそうなことはないか(食前後運動していた、服薬したなど)
原因となるものは食物だけに限らず、医薬品や生活用品の可能性もあります。
化粧品や石鹸など、食物由来の成分が含まれていないか確認しましょう。
備えあれば憂いなし
日頃から備えておくことで、急なアレルギー発症でもバタつくことなく、迅速に対応できます。
特に、これから離乳食を始めようと思っている方は、離乳食が始まる前に備えておくと安心ですね。
★ アレルギーの診察ができる病院を把握しておく
アレルギー科や皮膚科で診てもらえる場合が多いです。
内科、小児科でもアレルギー診察のできる病院もあります。
大きい病院ではない場合、何箇所か見つけておくと安心ですね。
病院が見つかったら、場所・連絡先・診療時間・休診日などを事前に調べておきましょう。
病院受診となれば、以下の物を持っていきます。
- 保険証
- 診察券(過去に受診歴があれば)
- 母子手帳
- 着替え一式(下着も)
- オムツ(乳幼児)
- おしりふき
- ビニール袋
- タオル
- 財布
- 携帯(症状の写真を撮ったもの)
- その他、症状を記録した物など
カバンにまとめて準備しておくと尚良いですが、常日頃から何がどこにあるのか把握しておきましょう。
病院へ持って行く物がどこにあるのか、全て分かりますか・・・?
いま一度、夫婦で確認をしておきましょう。
最後に(*^^*)
- アレルギーの発症に年齢は関係ない
- 症状の度合いを「5分以内」に判断する必要がある
- 症状チェックは「全身」を見る
- 症状を写真に撮っておく
- 重度症状の場合、特に迅速な対応を!救急車も活用して良い
- 日頃から備えておく
自分で判断するのは、とても難しいことです。
救急車を呼んで良いのだろうか・・・などと迷いも出てしまいます。
しかし、アレルギーは“時間との戦い”です。
迷ったらすぐに病院へ連絡し、指示を仰ぎましょう。
迅速に対応することで症状悪化を防ぎ、生命を守ることができます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🌻
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