こんばんは!フロルです🌻
私は子どもの頃、ある日突然「寒冷蕁麻疹」になりました。
現在も発症はしているものの、この症状について未だよく分かっていない・・・( ̄▽ ̄;)
そのため、今回この記事を書くにあたって寒冷蕁麻疹について勉強しました。
私のこれまでの経験や今回勉強したこと(原因や予防法など)をまとめています。
原因がよく分からない蕁麻疹に悩まされている方はいませんか?
もしかしたら、寒冷蕁麻疹だと気づかずに生活している方もいるかもしれません・・・!
私の体験談
幼稚園の頃からスイミングスクールに通っていて、水泳が大好きでした。
そして小3の夏・・・
夏休みに小学校のプールが開放されていたため、毎日のように通っていました。
ある日プールを終えると、蚊に刺されたような赤みのある腫れとかゆみに襲われたのです。
この腫れが熱を持っているのも分かりました。
足や腕、お腹や首などみるみる広がっていく腫れ・・・
時間が経つと引いていったため、あまり気にはしませんでした。
しかし、プールに入るたびに出てくる謎の腫れ。
顔中、体中、全身に出てくるため、だんだん気になり始めました。
夏も終わり肌寒くなった頃・・・
外に出ると冷たい外気にさらされた顔や首がかゆくなり腫れました。
外気にさらされていない部分にまで広がる症状。
ようやく病院へ行くことになりました。
病院を受診
症状が出た時の状況を説明し、ドライアイスを当てると赤く腫れ、「寒冷蕁麻疹」の診断を受けました。
内服薬を処方されたのですが、「これは体質だから、体質が改善するまで治らない。それまでずっと服用しなければならない」と医師より言われました。
薬を飲んでも出てくる症状、いつまで飲み続けなければならないのかも分からない・・・
1年もしないうちに、自己判断で薬の服用をやめました。((※絶対にマネしないでください!))
そのため、今も体質は変わっていません。
ここから先の項目は、勉強して得た知識となります。
症状
体が冷やされることによって、その部位のみに蕁麻疹が現れる「局所性」と、全身に蕁麻疹が現れる「全身性」があります。
どちらも刺激が加わってから数分~数十分で蕁麻疹が出現します。
小豆大前後の大きさで、赤みのある膨らみが広がるのが特徴です。
また、強いかゆみを伴い、2時間以内に跡を残さずに治ることがほとんどです。
年齢と共に治癒する場合もあれば、逆に症状がひどくなる場合もあります。
稀に、全身症状が見られる場合、血圧が急激に低下したり意識を失ったりなどのショック症状が出る場合もあります。
原因
寒冷蕁麻疹を発症するメカニズムは分かっていません。
梅毒や風疹、水疱瘡等の感染症や血液疾患が原因で起こることもあります。
何らかの病気が隠れている可能性があるため、放置せずきちんと受診しましょう。
寒冷蕁麻疹と診断されても、実際にはそうではないということも少なくありません。
遺伝の可能性も低いとされています。
なぜ蕁麻疹が出る?
急激な温度差によって、体内にある「ヒスタミン」という物質が放出されるためです。
ヒスタミンが放出されると、急激な温度変化への抑制機能をもつ血漿を排出してしまい、皮膚に赤みや腫れが発生します。
また、ヒスタミンが神経を刺激してしまうことにより「皮膚のかゆみ」を一番強く感じます。
どのような時に発症する?
- 冷たい外気や冷房に当たった時
- 冬場に運動をした時
- 冷たい物を摂取したり持ったりした時
- プールや水風呂に入った時
などに発症します。
かなりの温度差を感じた時にしか発症しなかったり、低い温度差でも発症したりと、個人差があります。
どういった人が発症しやすい?
- 寒がり
- 鳥肌が出やすい
- 汗をかきやすい
- 肌が敏感
このような方は寒冷蕁麻疹になりやすいと言われています。
寒い環境に弱い人は特に注意が必要です。
何科を受診する?
皮膚科もしくは内科(アレルギー科のある所)を受診します。
皮膚科の方が、より専門分野に近くオススメです。
受診する前に、症状をまとめましょう。
~受診前にまとめておきたいこと~
- いつ(何歳)から発症しているのか
- 蕁麻疹が発生した時の状況
- 症状
- 症状消失までの時間
- どのようにしたら回復したのか
診断方法
発生時の状況を問診したり、氷などを皮膚にあて誘発検査をしたりします。
また、冷却刺激以外に原因が無いか血液検査によってアレルギーの有無なども検査する場合もあります。
中高年で寒冷蕁麻疹を発症した場合、がん・リウマチ・肝炎などの病気が潜んでいることもあるため、画像検査などを行い病気の有無を確認することも少なくありません。
治療法
抗ヒスタミン薬を使用します。
内服を続けることで発症を予防し、最終的に薬剤を使用しなくても発症しない状態を目標とします。
内服薬だけではなく、抗ヒスタミン薬の軟膏やクリームが処方されることもあります。
ただの蕁麻疹の場合は「冷やす」が有効ですが、寒冷蕁麻疹の場合は「温める」ことで緩和されます。
温めすぎると症状が強くなったり、汗によって体が冷え更に症状が出てしまったりする場合があります。
体温に近い温度で温めるようにしましょう。
~抗ヒスタミン薬の副作用~
日中の睡魔を防いだり記憶したりするのに必要な「ヒスタミン」を薬で抑制します。
そのため、集中力が低下したり仕事や勉強の効率が落ちたりすることがあります。
抗ヒスタミン薬は何種類か存在します。
そのような状態が長く続く場合は、違うタイプの抗ヒスタミン薬を処方してもらいましょう。
発症を予防する方法
温度差を減らす
・冬場の脱衣所
脱衣所を温めたり、早く着替えたりしましょう。
・冬場の運動
急に止めると、温まった体温が一気に下がります。
クールダウンをしながら少しずつ体温を下げましょう。
・夏場のクーラー
部屋の温度を冷やし過ぎてしまうと、外との温度差が生じます。
・冷たい飲み物
一気に飲まず、少しずつ飲みましょう。
乾燥肌の改善
乾燥肌の場合、皮膚が刺激に弱く寒冷蕁麻疹を発症しやすくなります。
偏食、ストレス、紫外線などが原因として挙げられます。
適度な運動、食事内容の見直し、保湿などで改善していきましょう。
環境を変える
寒い地域に住んでいる場合は、引っ越しも視野に入れましょう。
寒い環境で生活をするということは、症状が付きまとうことになり頻繁に発症してしまいます。
症状が悪化している場合、命に関わる危険性もあります。
寒暖差の少ない地域で生活することで、自分の身を守ることができるということを覚えておきましょう。
防寒対策
蕁麻疹が発生しやすい顔、内もも、首、腕の内側、二の腕、お腹などの露出は控えます。
何かしら1枚着こめる物を持っていると安心です。
寒い日はマフラーや手袋、マスクなどを着用し、寒さ対策をしっかりと行いましょう。
最後に(*^^*)
- クーラーにあたった時
- プールに入った時
- アイスや冷たい飲み物に触れた時
- 冬外に出て冷たい外気に触れた時
このような時に、かゆみや蕁麻疹が出たことがあるけど、しばらくしたらおさまるからと放置している方はいませんか?
また、この記事を読んで心当たりのある方、長い間症状に悩んでいる方がいたら、まず一度病院へ行って適切な処置を受けましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました🌻
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