こんにちは!フロルです🌻
年々、増えつつある子どもの喘息。
わが家の長女も喘息と診断され、吸入など3種類の薬を使い分けてコントロールしています。
このような症状はありませんか?
- 笑う、泣く、運動する等したら咳が出る
- 夜中~朝方にかけて咳が多い
- 咳や息苦しさで頻繁に起きてしまう
- ゼーゼー、ヒューヒューしている
- 横になれないほど苦しそう
喘息には風邪薬ではなく、喘息の薬を使用していく必要があります。
喘息なのに違う薬を飲んでいて、症状が長引いている可能性も・・・!
この記事では、喘息の原因や症状、治療法などについてまとめました。
また、わが家の喘息コントロール法もご紹介します。
- 子どもが喘息かもしれない
- すでに喘息と診断されている
- 喘息について知りたい という方、必見です!
※ ざっくり知りたい!という方へ
この記事のまとめを見るか、クロウがまとめた『小児喘息記事』がオススメです!
遺伝が大きく関与
喘息は、気道が炎症を起こして狭くなることで過敏になり、些細なきっかけで咳や息苦しさを繰り返します。
小児期に発症する喘息を「小児喘息」といい、男児に多い病気です。
小児喘息の約7割は、2~3歳までに発症しています。
両親のどちらかが喘息やアレルギー体質の場合、その体質を遺伝する可能性は高くなります。
しかし、小児喘息は成長と共に症状が落ち着き、成人までに治ることが多いのも特徴です。
発症の原因
喘息の約9割は、アレルゲンが原因で発症します。
小児期に発症する喘息は、アレルギー性の「アトピー型」がほとんどで、春と秋に悪化傾向にあります。
《アトピー型の原因となるもの》
- ダニ
- ハウスダスト
- カビ
- 動物のフケ など
残りの1割は、成人(40歳以上)に多い「非アトピー型」で、冬に悪化しやすい傾向にあります。
《非アトピー型の原因となるもの》
- 風邪などのウイルス
- たばこの煙
- 不眠
- ストレス
- 寒暖差 など
主な症状
- 夜中から早朝にかけて咳が多い
- 咳こんで起きてしまう
- ヒューヒュー音:子どもの場合は音が小さく、医者でないと発見しづらい
喘息は風邪をひいた時だけでなく、体調が悪くなくても咳の症状が出ることがあります。
他にも、こんな様子は見られませんか?
- 泣いたり怒ったり機嫌は悪くなる
(理由)症状が出ていて苦しいから
- 前かがみで呼吸をしている
(理由)横になれないほど息苦しいから
お子さんの様子を、よく観察してみましょう!
受診の目安
吸入薬を持っていない場合
咳込みが強い、ゼーゼーしている、息が苦しそうなどの症状がある場合は、受診しましょう。
子どもの場合、アレルギー科のある小児科がオススメです。
内科や呼吸器内科でも診てもらうことは可能ですが、幼児用の薬が処方できない病院が多いので気をつけましょう!
事前に電話をし、子どもの年齢と薬の処方ができるかの確認をとると安心です。
小学生以上になると、薬の処方ができる病院も増えます。
すでに吸入薬を持っている場合
症状が出たら、発作用の吸入薬を使います。
吸入薬を使用しても改善しない場合は、受診しましょう。
歩けない、話せない、横になれない、食事がとれないなどの症状がある時は、吸入薬を使用後すぐに受診しましょう。
呼びかけへの反応が悪い場合は、救急搬送が必要です!
吸入薬が処方されるまで
- 喘息のような症状を発症
- 病院へ行く(アレルギー科、呼吸器内科)
- 病歴、問診、聴診
- 吸入薬を処方
- 吸入薬を使用しながら1週間ほど経過観察
- 再診
- 1週間の経過を見て最終的な薬を決定
- 処方
長女の場合は、この流れで最終的に使っていく薬が決定しました。
1週間の経過観察では「喘息日記」というものを書いていきます。
その日の天気や症状、服用した薬や睡眠の状況など細かく記録をつけていくことで、どういった時に症状が出やすいのか、服薬のタイミングなどが分かります。
この日記は毎日つける必要があり、医師が今後の治療方針を決めていくうえでも重要な記録となります。
薬は大きく分けて2種類
喘息の薬は、予防する薬と発作時に使用する薬の2種類に分けられます。
予防する薬(コントローラー)
気道の炎症を抑え、喘息の悪化や発作を予防します。
症状が無いからと使用を中止せず、毎日使用しなければなりません。
毎日使うことで発作が起こりにくい状態にしていきます。
効果が不十分な場合は、他の吸入薬や飲み薬と組み合わせる必要があります。
発作時に使用する薬(リリーバー)
気管支を素早く広げ、呼吸をラクにします。
発作時の症状を和らげる薬です。
副作用
声がかすれてしまう場合があります。
これは、吸入薬(ステロイド)がのどにくっ付くことによって、のどの筋力が落ちてしまうためです。
対策として、吸入薬を使用したらすぐにうがいをしたり、飲み物を飲んだりして薬を流しましょう。
実際に使っている小児用の薬
わが家の長女(小1)は喘息の薬を3種類持っており、症状によって使い分けをしています。
フルタイド(予防用吸入薬)
- 効果持続時間:12時間
- 1日の使用回数:朝・夕2回
- 1回の吸入で1回まで使用可能
《使用するタイミング》
- 症状が無い時
- 天気が悪い時
- 台風発生時
- 少し風邪気味な時
長女の場合、天気が悪い時や台風時など、気圧の変化によって喘息の症状が出やすいため、天気を見て登校前に吸入しています。
鼻水や咳など少し風邪症状が出ている時も、喘息に発展しやすいため、風邪気味だと感じたら吸入するようにしています。
アドエア(発作時吸入薬)
- 効果が出るまで:約15分
- 効果持続時間:12時間
- 1日の使用回数:朝・夕2回
- 1回の吸入で1回まで
《使用するタイミング》
- フルタイド(予防薬)の効果が不十分な時
- ゼーゼーしている時
- 夜中~朝方にかけて咳込みが強い
- 咳込みや息苦しさで眠れない(起きてしまう)
咳や息苦しさなど、すでに喘息の症状が出ている時に使用しています。
モンテルカスト(発作時錠剤)
あくまでも補助での使用となるため、飲み薬のみの使用は誤りです。
- 1日の使用回数:寝る前1回
- 1回の服用で1錠
口の中で溶かして飲むことも可能です。
甘みがあって子どもでも飲みやすく、ラムネのような感覚で服用できます。
《使用するタイミング》
- 咳込みが強い時
- ゼーゼーしている時
- 吸入薬のみでは不十分だと判断した時
睡眠に支障が出そうだと思ったら、寝る前に服用しています。
普段の生活で気をつけていること
- 毎日掃除をする(ほこりやペットの毛をためない)
- 布団も毎日掃除機+ダニ対策用布団を使用
- 室温管理(冷やし過ぎない)
- 湿度管理(乾燥させない、カビ対策)
- 少しでも症状があれば吸入薬を使用する
- 症状が出ている時は運動を控える(体育は見学など)
以上のようなことに気をつけながら生活をしています。
体調が優れないといつもより症状も出やすくなるため、とにかく風邪をひかせないよう気をつけています。
また、肌が乾燥している時も、通常に比べてアレルゲンに反応しやすくなります。
そのため、乾燥しやすい時期は肌の状態も見ながら、必要時保湿クリームを塗って肌の状態を整えています。
最後に(*^^*)
《この記事のまとめ》
- 小児喘息は遺伝も大きく関係している
- 原因の約9割が、ダニやほこりなどのアレルゲン
- 夜中~朝方にかけて発症(咳、息苦しさ)
- 受診する際は、アレルギー科のある小児科へ
- 適切な薬を処方するためには、毎日の記録が診断に役立つ
- 予防薬と発作薬の2種類を使い分けて治療していく
- 普段の生活では、原因物質の回避や除去をする
喘息は長期的に毎日治療することで、発作が起こりにくい状態にしていきます。
また、成長と共に症状が治まり、成人までに改善するケースも多くあります。
根気強く向き合っていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます🌻
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